アートメンチ.com

アートについて悩んだあげく ダメになっていくブログ。

たまねぎ剥き地獄

宝誌和尚立像という仏像がある。
十一面観音像とかと同じくらいインパクトの強い仏像ではなかろうか。

http://www.kyohaku.go.jp/jp/tenji/chinretsu/butu/butu.html

 

 



どこで知ったかは忘れてしまったが、
そのサナギから生まれる途中みたいな姿に、画像をみた瞬間参った覚えがある。
サナギから出きったらそこにはどんな無茶苦茶な形が出てくるのだろう
とかそんな印象だった。

何故こんな姿かというと、正解は
伝説があって、中から仏が出てきたらしい。その意味は人間、誰でも心の中には仏がいるのだという事、という所か?要約してしまうと。

なのだが、
僕にはあまりにもその狂気のイメージが強い。

剥いても剥いても無限に出てくる仏の最初の一剥き目なのかも知れないじゃあないか。
無限に有難い物が出てくるというのも恐怖と言えば恐怖だ。
外側から内側が出てきてその内側からまた内側が出てきて、出て来続ける。
人には内側なんてないんだよといっているかのように。

深読みは自由だ。何も考えないよりは良いのだ。そうだそうだ。